無料ブログはココログ

« サブウェイコラボスナック | トップページ | お互いが助けあう関係 »

2012年2月26日 (日)

浮世絵美人画のルーツ?

『江戸名所図屏風』という八曲一双の屏風を知りました
作者は特定されていませんが、岩佐又兵衛に影響を受けた人によって
描かれたであろう、最も古い”江戸”を一望する絵。
江戸が建設ラッシュの寛永年間の半ばくらいの作品。

江戸の街に6割あったとされる武家屋敷はほとんど描かれず、
江戸庶民の生活を生き生きと、詳細に描いています。
建築資材を運ぶ人々、足袋屋、表具屋、歌舞伎、遊郭、湯屋などなど
人々の表情豊かに描かれています。

街を歩く女性の腰つきは、なんかしなやかに描かれ、
しっかりとして、存在感たっぷり。

そして次の時代の寛文年間に描かれた「寛文美人画」は、
遊女たちの、客へ宛てたDM。
顔の表情は一緒で、着物の柄をわかりやすく伝えるため、
ポーズが全て一緒。
もらった客は、着物の柄で判断していたそうです。
着物の柄に注力する一方で、肉体的な存在感が消えた美人画。

これらを経由し、菱川師宣の「見返り美人図」。
肉体の存在を感じられる、美人画ですよね。
「寛文美人画」にはなかった、作者のサインを入れて
『浮世絵』の確立といった流れなんでしょうか?

早く、証明されてほしいですね

『江戸名所図屏風』を所蔵しているのは出光美術館
「日本の美・発見VII祭 MATSURI―遊楽・祭礼・名所」で
6月に公開されそうです。
ルーペ持参必須ですね

« サブウェイコラボスナック | トップページ | お互いが助けあう関係 »

文化・芸術」カテゴリの記事